今回紹介するのは大崎市岩出山にある『魔女mamaの庭』です。
岩出山の町中からすっと横に抜けると、一本続く曲がりくねった道。竹林を横目に走り続けると魔法をかけられたかのように目を奪われるのが山一面のガーデン「魔女mamaの庭」です。その空間は“魔法”を信じてしまいそうなほど生き生きと咲き誇る植物たちばかり。背面にある高い杉林にはさらに山頂へとつづく道が気持ちよく風を通しています。
入り口から見上げる高さに、なにやら煙突から煙がのぼる小屋があります。
これこそが魔女マロンさんがDIOで作り上げた「ワークショップ&カフェスペース」
今回紹介するのは大崎市岩出山にある『魔女mamaの庭』です。

今回は、魔女ワールドに翻弄された、DIOを辿っていきましょう。
魔女mamaの庭の DIOについて、順を追ってご紹介します。
ワークショップ&カフェスペースができる前のガーデンについて
オーナーの大栗さんが魔女と名のりだしたのは10年ほど前。同じ趣味を持つママ
が集まり、手作り雑貨やガーデニングをしていました。
数年後に、念願の山を購入。道を作り、土を整え少しずつガーデンをはじめました。
手作り雑貨はイベント出店で販売。軽トラに大きな黒い棚を載せる“魔女ママスタ
イル”で、着々とファンを増やしていました。

DIOを選んだ理由
ガーデンカフェをオープンさせるにあたり、資金を準備していたものの、理想の建物をつくるには届かずどうにかできないものかと模索していた大栗さん。ガーデンカフェのモットーでもある“手作り”ということから、建物も自身の手を加え、アイディアを盛り込んでくれる方に依頼したいという想いもあり、チームDIOに依頼することとなりました。

天窓のDIO
「ネットや雑誌から、イメージ写真をとにかく見て集め、一生懸命伝えてみましたがこれがうまく伝わらない。でもteamDIOの皆さんは本当に根気よく聞いて提案してくれました。」大栗さんは、懐かしそうに語ってくれました。工事に入り、チームDIOから「天井を高くしたらどう?」と提案があり、「それであれば、天窓もつけて明るくしよう」と急遽つけた天窓は今とっても大事な明かりの役割を果たしています。大栗さんの「一番のお気にいり」になりました。

フローリングのDIO
もうひとつ、この小屋に足を踏み入れるとわかることがあります。フローリングの心地よさ。実はこれ、泉にいらっしゃる家具職人nokka工藤さんからの頂き物とのこと。使用しなくなったフローリングを保存していて、偶然大栗さんから小屋を建てることを耳にした工藤さんが持ってきてくれたそうです。素足であるいても心地よい、オーダーメイドのようにぴったりな床板。実はDIOメンバーの汗と涙の結晶のようです。



『魔女mamaの庭』完成!

発起人の大栗さんのコメント
「私も一番苦労したところですが、自分で思ったイメージは諦めずに伝え続けることが大事だと思います。DIOは、作りながら考える部分もあるので、途中で「ちょっとちがうんだよな…」と感覚で思ったのなら伝えていいと思う。予算と理想と現実を見つめ続けて見失うことのないように。頑張ってほしいです。」

上の写真はオープン記念で開催されたハロウィンパーティのものです。
カフェ「魔女mamaの庭」は、現在も地域の方々が集まる憩いの場として運営されています。ぜひ足を運んでみてください!